今回のブログは、
ジョンJ.レイティさんが書いた「脳を鍛えるには運動しかない! 」 ~最新科学で分かった脳細胞の増やし方~をご紹介いたします。
日々のエクササイズの大切さが分かる内容です。
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
脳には運動が必要である

脳には運動が必要である。
運動は体の健康だけでなく脳の健康にも欠かせないものだということが研究で分かってきている。
運動は現代人の悩みを解消する。
悩みとはストレスをなくす、頭を良くしたい、不安をなくしたい、パニックになるのを避けたい、鬱を回避したい、集中力がないのを直したいなど。
こういった悩みを運動せずに解消することはできない。
運動は賢さやメンタルの健康にまで影響する。
なぜ運動が大事か

私たちの体に必要なのは原始時代の生活。だから運動が必要なのです。
原始時代とは人間は食べ物を探して木の実とか探したり狩りをしていた時代のことをいう。
狩りはすごい運動量だった。そのスゴイ運動量に加えて、食べ物は動物性のタンパク質や脂肪が中心でありかなりの粗食であった。
人類の歴史はほとんど狩猟生活であり、人類の体は狩猟生活に最も最適化されている。
一方現代人はどうか。
移動は自動車、自転車、電車など運動量は物凄く減っている。
食べるものを心配する必要はなく、食事はタンパク質中心から、ごはんやパンと言った主食があるし、糖質中心に変わってきている。
この状況が人の体に最適な環境であるはずがない。
現代人はもっと運動をしないといけないのである。
運動するとどんな効果が期待できるのか

- 心血管系を強くする
- 肥満を防ぐ
- 免疫系の強化
- 骨を強くする
運動にはもちろん体に良い影響があるけれど次のようなメンタルが改善する効果も見逃せない
- ストレスに対抗する力を強くする
- 気分を明るくする
- やる気を高める
運動は脳に影響を及ぼす

頭が良くなる
運動は体ではなく脳を鍛えることが主な目的だ。
運動すると頭が良くなる。これは脳由来の神経栄養因子の成長が促進されるためである。
脳由来神経栄養因子・・タンパク質の一種。脳の栄養と呼ばれることもある物資。神経細胞の発生や成長、維持や再生を助けてくれる
つまり運動すると脳の栄養が増え、記憶力が良くなって、頭が良くなる可能性が高まる。
運動は筋肉だけでなく脳を元気にする。逆に運動しないと脳の能力はどんどん落ちて行ってしまう
勉強や仕事のパフォーマンスを上げたいのなら運動しかない
集中力が上がる
運動によってドーパミンとノルアドレナリンが分泌されることで集中力と注意力がアップする
ドーパミン•••やる気や幸福感をもたらす物質として良く知られている しかしそれだけでなく集中力がアップして効率よく作業できるようになることが分かっている
ノルアドレナリン•••脳内で分泌され交感神経を高めると言われている。やる気や集中力が高まる。ストレスに対する耐性も強くなる
このドーパミンとノルアドレナリン。さらに運動することによって分泌されるエンドルフィンやGABAと言った物質の効果で、メンタルが改善。うつ病の予防効果も期待できる。
エンドルフィン・・ストレスによって生まれた痛みを鎮静させる効果が期待できる神経物質の一つ 鎮静効果はモルヒネのおよそ6.5倍もある
GABA・・チョコレートなど食品にも入っている。アミノ酸の一種。ストレスの軽減、リラックス効果
運動すると体はつかれているのに清々しい気持ちになってなぜかメンタルは改善している
これは運動によってメンタルが改善するような物質がたくさん分泌されるからだそうだ。
運動にはメンタルの改善、記憶力を良くしたり、脳の機能を高めたりしてくれる効果がある
どんな運動をしたら脳が元気になるのか

著者は脳を活性化するのには有酸素運動を勧めている ウォーキングやジョギング テニス、エアロビクスなどがいいと言う。
一番大事なのは運動を継続すること
理想的な有酸素運動の運動と内容・頻度とは•••
週に4日程度は最大心拍数の60~70%の強度の運動
週に2日 時間を短くして20分から30分程度 最大心拍数の70~80%の強度で運動するつまり週に6日
まとめ

運動の継続のためには弱めの運動から初めて慣れたらだんだん強度を上げていくことが大事である。
早歩きからジョギングそしてランニングというようにである。
無理なく続けられる運動を始めることから脳を元気にする習慣を日常に取り入れて行きましょう。
運動は生活習慣病予防やダイエットのために欠かせないものだけど、脳を元気にしてメンタルを安定させるため、そして仕事で最高のパフォーマンスを出すためにも欠かせないものである。
運動は現代人の心と体、両方から病気を守ってくれるものである
運動する習慣がなかった人はまず体を動かす習慣をまず取り入れてから始めよう
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。ではまた。
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